地域を繋ぐ行事

10月7日の秋季大祭を前に太山寺町神輿を倉庫から出しました。2020年・2021年と祭りが開催されず、ここ数年は寄り合いにも顔を出せていなかったので本当久しぶりの対面。

子どもの頃から身近にあったお神輿。そしてお祭りを通じ地域の大人たちに育ててもらった原点でもあります。

僕の町のお祭りは、勝岡一体走り(松山市指定無形民族文化財)というお祭り。

20歳頃の私。

10人の神守(しんもり)がそれぞれ町の神輿を担いで参道100m余りを疾走する神事。

またお神輿とは、お祭りの時に神様が地域内を回る為に乗る「輿」(乗り物)のこと。担ぎ手たちが、神輿を肩に担ぎながら神社近隣の地域を回ります。災厄や穢(けが)れを吸収して清めたり、人々の豊作祈願や願いを聞き入れたりするために行われると言われています。

そして、地域コミュニティを形成する場でもあると思います。しかしながら、コロナの追い討ちもあり参加人数は激減。運行も一苦労。時代が変わり、世の中の情勢も変わり、また生活スタイルの変化からもこうした日本の伝統文化が失われつつあります。

今年も当日は、どうしても参加が叶わないものの出来る限り寄り合いには参加し地域コミュニティを大事にしたいな。と改めて感じました。祭りが繋ぐもの。きっとあります。

松山といえば喧嘩神輿が有名ですが、他所にはない勝岡一体走りもおすすめです。

https://katsuoka-hachimanjinja.jp/