憲法記念日

日本国憲法は、1946年11月3日に公布されました。公布された日が記念日にならなかった理由は、戦後の歴史的背景が関係しています。11月3日は、明治天皇の誕生日でもあったことが大きな理由です。

旧憲法の「大日本帝国憲法」における主権者は天皇でしたが、日本国憲法では国民主権になりました。第二次世界大戦後、日本を占領していた連合軍の総司令部であるGHQは、再び憲法と天皇を結びつけることに難色を示しました。同じ過ちを犯さず平和な国として成長するには、天皇と国民の関係性を弱める必要があると考え、11月3日を憲法記念日にするという案に強く反対したといわれています。

日本国憲法ができて75年。私たちは、未来の子どもたちのためにしっかりと今できることを確実に。