花粉症が辛い時期に入りました。私自身も花粉症の持ち主。２０歳頃までは、
まったく平気だったのですが突然、花粉症になり毎年苦しみます・・・。
花粉症はどのくらいの人がなっているのか？？？
調べたところ国民の４人に１人が花粉症患者だそうです。
花粉症増加の最大の要因は、やはり杉や桧が増えたことにあり、戦後すぐ復興に
必要な材木調達の為に日本中の山々の木が伐採され、その結果、保水力を失った
山で災害が多発した為に、１９５０年代に全国で植林がおこなわれました。
杉・桧が樹齢３０年を迎えた１９８０年代に花粉症が激増しはじめたようです。
ちなみに杉は植林後４０年ほどで成木になsり、花粉を飛散しはじめます。
戦後に植えた杉がいま花粉をまき散らしているのです・・・。
それ以外に都市化にも影響されるのですが、山を見たとき住宅に繋がる事たくさん
あります。
近年は安い輸入木材に押され、日本のスギはすっかり人気が落ちてしまい、30年
前には90％以上あった国内木材自給率は20％まで減少し、林業を取り巻く経済状
況は悪化の一途を辿っています。
その結果、次々と林業にたずさわる貴重な人材が減り、人件費がかかる枝打ち・
間伐などの手入れがなされないスギが増え、伸び放題となった枝には雄花が着花し
、大量の花粉を巻き散らすようになったのです。そうです、花粉（花粉症）の増加
は人災だといっても過言ではありません。
この状態をこのまま放っておけば、約50年間はまだスギ花粉は続くといわれています。
もっと日本の木を使う。そして植林して未来の子ども達に日本の健康な山を残してあげる。
循環しないといけないと思います。
木の住まい支援協会(木のソムリエ)は、日本の山を生き返らせたい・・・消費者へ木の良さを伝えて参ります。
HP ⇒ http://www.kinosumai.org/