亀ヶ池の伝説

亀ヶ池は加周池とも呼ばれ、この半島では珍しい大きい潟湖(せきこ)で、
周囲2km、面積10.2ha、最深12mにもなります。
いつごろ池ができたかははっきりしませんが、慶長年間(1596~1614)までは、
入海であったことが記録に残っています。波と一緒に打ち寄せられた土砂が、
だんだんと積もり海をせき止められてできたものとされています。

また池の底に波止の跡があり、古い時代には人が住んでいたと思われる
ふしもあることから陥没によってできた池ではないかという説もあります。
また「亀ヶ池の大カニ伝説」として昔から語り継がれている話しがあります。
昔、九町池に大きなカニが住んでいた。
ところが、長い年月の上に近くを流れる新川から土砂が流れ込んで、だんだん狭くなり、
その上カニも畳8枚くらいの大きさになったため、どうしても九町池に住むことができなくなった。
そこである年の大晦日の夜、海を渡って隣部落である加周池へ移り、池の主であった
「えんこ(カッパのような妖怪)」と交替してもらった。大カニは広々とした池の主になった
うれしさのあまり池の中を泳ぎ回り、そのため地元の人の舟が度々転覆するようになった。
困った人々は、お宮の神主さんに頼み、大カニは池の底に深く封じ込められてしまったと言うことです。

亀ヶ池を訪れる人たちに、この地域の自然と様々な伝説、歴史、文化にも触れていただければと思います。
亀ヶ池温泉公式ホームページより転載

 

日本一細長い佐田岬半島にある温泉・・・亀ヶ池温泉

現在、その日本一細長い佐田岬半島の三崎に帰省しているので子ども達と行って来ました。

松山からは遠いけど、三崎からフェリーを乗って九州行く際にちょっと寄ってみたらいかがでしょう?^^