日本の食文化 お正月

元旦は皆さんはどう過ごされますか?

(0時になると氏神様でもある勝岡八幡神社へ父と参拝)

初詣に行ったり、家の神棚に手を合わせたり、おせち料理を作ったり食べたり。

日本には地域差はあるものの、素晴らしい文化があります。

例えば、「お供え」で鏡餅をお供えしたりしますが・・・これは、

(今年の自宅にお飾りした鏡餅。掛け軸は曾祖父が好きだったものを飾りました。)

白は長命(枯れにくい)橙は代々、譲り葉は継承、丸餅(何事も丸く収まる)をさらに腰高にして力と生命力を祈願。丸い鏡の形。正式な飾りには串柿を飾るものもあるが、私の解釈では、干し柿は渋いもの(苦しいこと)が甘くおいしい(うれしい)ものになる。数はニコニコ(両側に2個づつ)仲睦まじく(中6)の意味で計10個。

そしてお正月料理として「おせち料理」は・・・

(やっぱり日本酒は美味しい!)

来臨した歳神様に捧げるもの。本来お重は五段重ねであったが、最近は四段重ねが主流である。一の重は口取り、二の重は焼き物、三の重は煮物、与(四)の重は酢の物、五段目は控え重。お節料理は基本的に縁起をかつぎ語呂合わせを楽しみんだもので 決まりはない。その家に伝わる料理、盛りつけをみんなで味わうことが大切である。材料は、昔は庶民でも簡単に手に入ったが、砂糖は日本にない貴重品。甘いものをたっぷり食べるのがお正月のご馳走だった。代表的な料理ととその縁起は次のとおり。
田作り(ごまめ)‥‥しこ鰯(いわし)を干したもので、炒ってタレを絡めたもの。昔は大漁だったので田の肥料とされた。→稲の豊作
昆布巻‥‥身欠き鰊(にしん)を昆布で巻きかんぴょうで結んだもの。→よろこんぶ

数の子‥‥鰊の卵。昔はただのようなものだった。→子孫繁栄

黒豆‥‥黒豆を甘く煮たもの。昔は田の畦でとれた。→まめまめしく働けるように

金団(きんとん)‥‥サツマイモを裏ごしし砂糖を混ぜた餡に、甘く煮た栗・隠元どをまぜたもの。→黄金、金貨へのあやかり
そのほか、海老は長寿、なますは大根と人参の紅白縁起など

うちの場合は、昔からお屠蘇を飲んだ後に「こんぶ」と「イカのスルメ」を食べる風習があります。
これは、「悪いコンブ(こと)、スルメ(しない)」という語呂合わせだそうです。

そして、「雑煮」これは、今年カルチャーショックを受けました。

雑煮は、今まで醤油ベースにお餅(すやもち)でしたが、どうも近所は餡餅を入れるのが風習らしく、うちは親父が九州の人間だったので結婚後、餡餅の風習が消え、すや餅でした。今年初めて、餡餅の雑煮を食べてビックリ・・・。

美味しい(笑)基本的に雑煮のお餅は苦手だったのですが、餡餅の雑煮なら美味しく頂けました。

地域によって文化は異なると思いますが、日本には日本の良い文化があります。

「1年の節目」として、残して欲しいと思いますし、正月らしい過ごし方をして欲しいと思います。

正月は、私の実家に行ったあと、妻の里へ帰り親戚一同が集います。

(女子率が高いなか、唯一息子が男。親戚同士でトランプしてました。)